お話をお伺いした方SIパートナーグループ グループ長 長村 道紘 様
SIパートナーグループ リーダー 国本 仁成 様
株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)は、企業の基幹業務の効率化とDX推進を支援する業務ソフトウェアメーカーです。
1980年の創業以来一貫した「顧客第一主義」のもと、主力製品「奉行クラウド」の提供を通じて、会計・人事・販売管理など幅広い業務領域をカバーし、累計82万の導入実績を誇ります。
なぜシナプスイノベーションと協業することになったのか、その背景と提案の裏側について、SIパートナーグループ グループ長の長村 道紘氏、リーダーの国本 仁成氏にお話を伺いました。

- 株式会社オービックビジネスコンサルタント
- 事業内容
- 企業業務(会計・人事・給与等の基幹業務や、それに係る周辺業務)に関するソリューションテクノロジーの開発メーカーとして、パートナー企業を通して、お客様の業務効率化に貢献するクラウドサービス等を提供
- OBCの導入課題
- 従来の「奉行シリーズ」が会計や人事領域に特化していたため、生産管理に関する要件に対応することが困難
- 変化する市場のニーズに対応するため、バックオフィス業務だけでなく、より広範な基幹業務への対応力を強化する必要があった
- パートナーとしての成果
- 「UM SaaS Cloud」と「奉行クラウド」を連携させることで、これまで対応できなかった生産管理を含む基幹業務の要件に対応した提案が可能になり、提案領域が大きく広がった
- 両社の得意なサービスを連携・補完し、全体最適を目指す「コンポーザブルERP」という理想的な導入モデルが実現でき、顧客に最適なソリューションを提供できるようになった



協業のきっかけは、市場の変化への対応と両社のSaaS戦略の一致
シナプスイノベーションとの協業に至った背景やきっかけについて教えてください。
最大のきっかけは、市場の変化への対応と両社のSaaS戦略の一致です。
従来の「奉行シリーズ」は、会計や人事などのバックオフィス業務に強みを持つ一方で、生産管理に関する顧客の高度な要件に対応することが困難でした。
近年、弊社の販売パートナー様から、こうした生産管理を含む業務要件の相談が急速に増加しており、バックオフィスだけでなく、より広範な基幹業務全体への対応力強化が急務となっていました。



同じ時期に、弊社はオンプレミス製品から「奉行クラウド(SaaS)」へのシフトを推進し、特に「債権奉行クラウド」「債務奉行クラウド」が単独で柔軟に稼働できる基盤を整えました。一方、シナプスイノベーション様が製造業向けのSaaS型生産管理ソリューションである「UM SaaS Cloud」をリリースされたタイミングでした。
この両社のSaaS戦略が一致したことで、奉行クラウドの債権債務モジュールとUM SaaS Cloudのシームレスな連携が可能となり、弊社のパートナー様が基幹業務要件に対応した提案を行えるようになると確信し、協業が実現しました。
サービス連携による、業務の効率化と柔軟な対応力
「UM SaaS Cloud」の強み、特に他の製品との違いをどのように感じていますか?
「UM SaaS Cloud」の最大の強みは、柔軟なカスタマイズ性と幅広い企業規模・業種に対応できるパッケージとしての汎用性です。
Salesforceを基盤としたSaaSでありながら、お客様の業務に合わせて柔軟にカスタマイズが可能です。カスタマイズが可能でありながら、初期費用を抑えて導入できるパッケージ製品という点は、他の生産管理システムにはない、非常に大きな魅力だと感じています。
特定の業種や企業規模に偏ることなく幅広い企業にフィットするため、弊社の全国に約3,000社いるパートナー様からの多様な要望にも対応できる、非常に有効な選択肢だと感じています。
両サービスの連携によって、顧客(特に製造業)にはどのようなメリットが生まれますか?
製造業が抱える基幹業務の課題解決に大きく貢献できます。
今回の連携により、「UM SaaS Cloud」が担う生産管理、販売・購買管理、在庫管理といった製造業のコア業務から、「奉行クラウド」が担う会計管理、債権・債務管理、給与管理まで、必要な業務すべてをSaaSで一元管理できます。
これにより、アナログになりがちだった製造業のバックオフィス業務が効率化され、生産性の向上に貢献します。
具体的には、API連携によるデータの自動連携や入金消込の自動化が可能となり、手作業によるミス削減とスピードアップが実現します。
こうした業務効率化を求めるお客様のニーズに深く合致し、すでに好意的なフィードバックが寄せられています。
提案領域の拡大とコンポーザブルERPの実現
今回の協業で、OBC様の提案活動にどのような変化がありましたか?



最も大きな成果は、提案領域が劇的に拡大したことです。
弊社は会計・人事労務といったバックオフィス業務に強みを持つ一方で、生産管理や特殊な商習慣が求められる領域にはサービスラインナップを持っていませんでした。
シナプスイノベーション様との協業によって、両社の得意なサービスを連携・補完し、全体最適を目指すという「コンポーザブルERP※」という理想的な導入モデルが実現できました。
これにより、これまでお断りせざるを得なかった生産管理を含む基幹業務の要件にも対応した提案が可能になり、顧客に最適なソリューションを提供できるという大きなメリットが生まれました。
※コンポーザブルERP(Composable ERP): 企業独自のニーズに合わせて、会計、生産管理などの業務機能に特化した複数のクラウドサービス(SaaS)を組み合わせて構築する、柔軟性に富んだ新しいERPのあり方。
今後の協業の展望についてお聞かせください。
既存ソリューションの連携にとどまらず、デジタルのさらなる進展を見据え、より高度な協業を目指していきます。
一つは、AI Agentをベースに開発された「デジタル労働力」によるAI活用への注力です。
このデジタル労働力は、AIを活用し人に代わって業務を遂行する機能を持つものです。将来的には、奉行クラウドのAPIを活用し、未入金や滞留債権といった財務データに関する問い合わせに対し、デジタル労働力が自動で回答する機能の実装を目指しています。
もう一つは、「真のコンポーザブルERP」の実現です。両社のスコープ外の業務要件にも対応できるよう、両社のパートナー企業が持つSaaSプロダクトの強みを組み合わせ、顧客の多様なニーズに応えるエコシステムを構築していきたい考えです。
これからUM SaaS Cloudの取扱を検討している方へ
新しいパートナーの方へ
「UM SaaS Cloud」は、製造業の業務課題に対し、SaaS型でスピーディかつ低コストに対応できる強力なソリューションです。
柔軟なカスタマイズ性と高い拡張性を兼ね備え、奉行クラウドと連携することで、業務全体の効率化と迅速な経営判断を可能にします。
製造業のDX支援を共に進めていけるパートナー様からのご相談をお待ちしております。
エンドユーザーの方へ
「UM SaaS Cloud」と「奉行クラウド」の組み合わせは、製造業におけるDXを一層推進する有力なプロダクトです。
オンプレミス型の生産管理システムからの移行をご検討されているお客様にとって、柔軟にカスタマイズ可能なSaaS型ソリューションは、DXを加速させる有効な選択肢となるでしょう。ぜひご検討ください。
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