



- サンハヤト様について
- 電子部品・化学製品の開発・製造・販売
- お話をお伺いした方
- 代表取締役社長 佐々 様
生産・購買グループ 板橋工場 工場長代理(兼務 購買部) 橋口 様
- お客様の課題
- 部品ツリーの不在による不透明な利益管理
- 原材料高騰に対する価格改定根拠となる情報がない
- Excelや別のシステムによるデータ分散と集計工数
- 課題解決の成果
- 原価変動への即座な対応(2〜3日で値上げ判断が可能に)
- 経常利益がマイナス10%から黒字化へ改善
- 月次決算の確定が約2週間から3日へ大幅短縮
- ご利用モジュール
- UM工程進捗UM販売購買UM原価



※ この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた内容に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述している場合がございます。
サンハヤト株式会社(以下、サンハヤト)様は、1962年に日本で初めて「接点復活剤」を開発され、そのヒットを機に誕生した企業です。
数多くの電子部品や電子機器向けの化学製品を開発・製造してきた歴史を有し、これまで電子機器の設計に携わるエンジニアの方々や、電子工学を学ぶ学生の皆様から長きにわたり愛されてこられました。
どのようなニッチなニーズに対しても、「これはスゴイ!」と人々が感動するレベルの製品開発を心がけられ、これからも日本のエレクトロニクス産業を幅広く「創意工夫」によって支え続けていかれる存在です。






今回、新体制下でのDX推進を牽引された佐々 様と、現場のリーダーである橋口 様に、UM SaaS Cloud導入の背景とその劇的な成果について詳しくお話を伺いました。
煩雑なデータ・在庫管理からの脱却と、部品ツリー(BOM)構築による「利益の不透明化」の解消
システム導入を検討し始めたきっかけは何ですか?



(橋口 様)以前は棚卸しをExcelで、在庫データを別のシステムで管理しており、情報が完全にバラバラの状態でした。その集計作業のために工場の社員が夜遅くまで残ることもあり、業務の生産性の低さが大きな課題になっていました。
(佐々 様)そうしたデータ管理の不備は、利益の把握にも悪影響を及ぼしていました。当社は製品数が多いにもかかわらず、正確な「部品ツリー(BOM)」が存在していなかったのです。
そのため、どの製品がどれだけの利益を生み出しているかが不明確で、特に昨今の原材料費高騰に対し、データという根拠に基づいた迅速な値上げ対応ができないことには強い危機感を抱いていました。
「手の届く価格帯」と「スモールスタート(段階導入)」が、UM SaaS Cloud選定の決め手
数あるシステムの中からUM SaaS Cloudを選んだ理由を教えてください
(佐々 様) 選定の決め手は、やりたいことが実現できる価格帯であったことと、将来的に会計ソフト「freee」や販売管理システムとのAPI連携が可能な拡張性を持っていたことです。
また、全ての機能を一度に導入するのではなく、必要な機能からスモールスタートできる点も魅力でした。



月次決算を2週間から3日へ短縮!経常利益10%改善と赤字からの黒字化を実現した方法
導入後、具体的にどのような効果がありましたか?



(佐々 様)最大の効果は、利益構造の劇的な改善です。
部品ツリーによって正しい原価をリアルタイムで把握できるようになったため、製品ごとの適切な値上げ決定が可能になりました。
最近では、中東情勢の影響による原材料費の高騰など、非常に難しい局面もありました。
以前であれば値上げの検討だけでも膨大な時間がかかっていましたが、現在は仕入れ先からの原価変更連絡に基づき、わずか2〜3日で適切な判断を下せています。
こうした迅速なデータ活用は、固定費の削減といった他の経営改善策と並んで、利益改善を実現するための大きな柱の一つとなりました。その結果、導入前は最大でマイナス10%だった経常利益が黒字化し、10%以上の利益改善を実現しました。
(橋口 様)月次決算のスピードも驚くほど変わりました。以前は棚卸しの集計に時間がかかり、確定まで約2週間を要していましたが、現在は棚卸資産の確定が1〜2日で終わり、3日後には月次決算がまとまるようになりました。
また、以前は毎月行っていた実在庫のカウントも、データの正確性が増したことで四半期に一度へと頻度を減らすことができています。



クラウドの高い拡張性が現場を変える。「精緻な原価管理」へ自発的な改善案が生まれるサイクル
現場の社員様の反応はいかがですか?
(橋口 様)クラウドベースなので、工場と本社を往来する際もデータへのアクセスが容易で非常に助かっています。
また、システムの拡張性が高いため、社員から「こんな管理はできないか」と自発的な改善案が出るようになりました。
例えば、製品ごとの作業時間だけでなく「何人で作業したか」という詳細データも管理できるよう改良し、より精緻な原価管理に繋げています。



BIツールの活用とシステム統合による「固定費削減」へ
今後の展望についてお聞かせください



(佐々 様)今後はBIツールを活用し、売上データの視覚化・分析を強化したいと考えています。
また、現在は別システムで運用している販売管理機能もUM SaaS Cloudに統合し、会計システムもAPI連携を進めることで、さらなる業務効率化と固定費の削減を目指していきたいと思います。








